お口のトラブルはむし歯だけではありません。むし歯以外に、歯肉炎・歯周病・口内炎・歯槽膿漏・歯髄炎・根尖性歯周炎・歯列不整・不正咬合・歯数異常・萌出位置異常・腫瘍・歯牙破折・嚢胞・舌炎・顎関節症・摂食嚥下障害…など、これらも口腔疾病の一部であり、他にも多くの口腔内疾病が存在します。

早めの発見が早期の疾患対策に

定期的な歯科検診を受けることは、口腔疾患の早期発見となる場合があります。どうしても不定期だったり、長期に口腔内をチェックしていないと口腔内の変化に気付きにくい場合もあります。家事や仕事、学業、その他活動などでお忙しいとは思いますが、ご自身のお口の健康を守るためにも半年に1回程度は歯科検診に通いましょう。

またセルフケアで落としきれない歯石や汚れなどを専用機器を使ってクリーニングするプロフェッショナルケアを行うことで、むし歯や歯周病になりにくい口内環境を作ります。

歯科健診で行うこと

  • むし歯のチェック

むし歯は噛み合わせの溝だけでなく歯間など目で見えにくいところにも出来やすく、ご自身ではなかなか発見しずらく、知らないうちに進行していることがあります。また過去に治療済みであっても、脇や治療した詰め物や被せ物の内部に新たなむし歯ができることもあります。

  • 歯周病のチェック

歯の周りの歯肉の溝(歯周ポケット)が深くなると歯周病になります。歯周ポケットの深さをチェックし、継続的に経過を観察していくことで、歯周病の進行状況がわかります。また歯がグラグラしていないか、出血がないかなども合わせてチェックします。

  • 口腔粘膜のチェック

舌、唇、頬の内側などの粘膜にできる炎症(口内炎など)をチェックします。口内炎以外にも口腔粘膜の異常は口腔がんなどの病気の可能性もあります。

  • 噛み合わせのチェック

被せ物やインプラント、部分入れ歯、総入れ歯などは、正しい噛み合わせが出来ているかを確認します。正しく噛み合わせが出来ていないと顎が疲れやすくなったり、人工歯や天然歯が割れやすくなります。また不揃いの歯列も色々な問題を引き起こす場合がありますので、矯正治療が必要かどうかのご相談もお受けいたします。